金曜日, 12月 08, 2006

ラッセルのホームページの更新n.16

 ラッセルの『教育論』の続きです。
 http://russell.cool.ne.jp/beginner/OE02-080.HTM

 自由な国であるはずのアメリカが、意外に自由ではない。

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 スペインとポルトガルは別として、西欧諸国全体を通して、'神学上の迷信'はアメリカよりも少ない(例:アメリカのキリスト教原理主義者、ダーウィンの進化論を信ぜずに神による創造を信じる人々、その他)。ほとんど全てのヨーロッパ諸国では、アメリカほど個人が集団に支配されることはない(→大衆化社会)。即ち、政治的な自由が(アメリカより)少ないところでさえ、個人の精神的な自由はアメリカよりも大きい(→画一化社会アメリカ)。以上の点でアメリカの公立学校は害をなしている。この害は、排他的なアメリカ的愛国心教育には、必ずつくまとうものである。この害は、日本人やイエズス会士の場合同様、生徒を目的そのものと見ずに、目的に対する手段と見ることに起因している。教師は、子供を国家や教会よりも愛さなければならない。さもなければ、理想的な教師とはいえない。
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