日曜日, 8月 19, 2007

備忘録(2007.08.19)


昨日公共図書館で借りた本
1)米原万理『発明マニア』(毎日新聞社、2007年3月)
・私は知らなかったが、米原万理(1950~2006.05)は有名なロシア語の同時通訳者であり、読売文学賞、大宅壮一ノンフィクション賞など、多くの賞を受賞しているとのこと。500ページ近くもあるため、読破するか、面白そうなところだけ読むか、今のところ不明。
2)林望『イギリスはおいしい』(平凡社、1991年3月)
・林望(はやしのぞむ 1949.0~)のこの本は、今日一日で読了。確かこれは、日本エッセイストクラブ賞受賞作
3)『(旅名人ブックス)ギリシヤ・エーゲ海-古代文明を生んだ魅力的な島々』第2版(日経BP、2005年6月)

(8月25日追記)
米原万理『発明マニア』
・500ページ近くあったが読み飛ばすことなく、一応読了。本書は、2003年11月16日から2006年5月21日まで、『サンデー毎日』に118回に渡って連載されたエッセイで、全てのエッセイに著者自身(ただし、名前はARAIYAYOというペンネーム使用)によるイラスト漫画がつけられている。2006年5月25日に自宅の鎌倉で病没(卵巣癌が再発)しているとのことで、118回目(『サンデー毎日』2006年5月21日号)が絶筆となった。
 同時通訳者(ロシア語)という職業柄(いろんな分野にわたって)ボキャブラリーは豊富であり、発想力・想像力がすぐれている。著者はいろいろな発明や創意工夫をすることが大好きだということで、この118本のエッセイは著者の頭にうかんだアイデアを丁寧に縷々説明している。奇抜な視点で面白い発想・アイデアも多かったが、論理的に甘いといわざるを得ないえないものも散見された。1本のエッセイは文章約3ページ+イラスト漫画1ページという分量なので、通勤電車の中で気楽に読むのには適しており、お薦めできる。

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