日曜日, 7月 08, 2007

備忘録(2007.07.08)


★昨日(7月7日)★公共図書館で借りた本2冊

(1)猿谷要『アメリカよ、美しく年をとれ』(岩波新書、2006.8)
(2)石井理恵子他『2度目からのろんどん・ガイド』(河出書房新社)

猿谷要『アメリカよ、美しく年をとれ』について
 有名な高齢のアメリカ研究者が、長いアメリカとの関わりについて、回想を交えて、ふりかえったエッセイ。親しいアメリカ人も多く、好意的にアメリカを見てきたが、最近のアメリカの覇権主義的、帝国主義的な行動を見るにつけ、自由と民主主義の先進国として「美しく年をとれ(とってほしい)」と、アメリカに呼びかけざるを得なくなった(と自分に言い聞かせる)、考え方の変化、心境の変化について、縷々のべている。活字が大きいので、3時間足らずで読み終わった。

 少しだけ引用:
・私たち(夫婦)は、子供がいなかったので、すべての海外生活と海外旅行は夫婦で行動を共にした。外国では当然のスタイルで(あり)、またそのためにこそ、どこでも暖かく向かえられた。(p.28)
*私のような戦中派は、英語を話す教育を受けていない。大学を出てからの七年間のうち、福島で一年、千葉県佐原で四年間も英語の教師をしていながら、それはすべて受験のための英語であって、英会話の実力はゼロに近かった(注:ただし、猿谷氏は、後にハワイ大学で英会話の特訓を受けている)。(p.37)
*戦後のパックス・アメリカーナの時代のなかで、私が無条件のアメリカ賛美者にならなかったのは、黒人の歴史を平行して研究していたためだろう。(p.48)
*なによりもこの『(マクナマラ)回顧録』が衝撃的だったのは、ベトナム戦争がアメリカにとって誤りだったことを告白した点にある。なにしろ国防長官として戦争の当事者だった人の発言である。(p.123)
*・・・。しかし、ブッシュ政権は成立してから僅か二ヶ月あまりで、京都議定書から離脱した。自国の産業界の要請にこたえて、人類の将来を見通す眼が失われてしまったのだ。これは、9.11同時多発テロが起こる半年も前のことである。(p.184)
*未遂に終わったキューバのカストロ暗殺計画などを加えれば、アメリカこそテロ国家だという批判さえ生まれかねないだろう。(p.186)
*しかし、今のように他の国から嫌われたまま初老を迎えれば、やがて世界に老醜をさらすことになりかねない。これだけ世界中から憎まれ嫌われては、決して美しく老いることなどできはしないだろう。

(2)石井理恵子他『2度目からのろんどん・ガイド』(河出書房新社)


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