土曜日, 3月 08, 2008

備忘録(2008.03.08)






本日公共図書館で借りたもの

1)梅田望夫、茂木健一郎『フューチャリスト宣言』(ちくま新書 n.656)
・大部分が(インターネットやWebに希望を見出している)二人の対談集
2)(松竹ホームビデオ)「男はつらいよv.9(柴又慕情)」(マドンナ=吉永小百合/ロケ地=静岡、金沢、福井県東尋坊/封切日=昭和47年8月5日/原作監督=山田洋次)

★『フューチャリスト宣言』から引用
(p.20:梅田)ところが、グーグルが、バブルがはじけようがひたすらやっていたことは、ネット上のリンクの構造を分析することでした。創業者たちは数学者だから、ネットは歴史上存在する最も巨大なグラフ構造で、それが日々膨張していて面白いと、強い数学的関心を持った。この全部を整理しつくにはどうしたらよいかということを、1996年から2001年までずっとやっていて、その頃はまだビジネス的なブレークスルー(検索連動広告事業)は生まれていなかった。その時の実験システムが、現在のグーグルの検索エンジンに進化していったわけです。
(p.23:梅田)・・・。そういう思想の一つに、必要とされるところにのみ情報をおくんだというのがある。・・・。検索した後に出てくる公告というのは、検索したい言葉が既に入力された以上、その人にとって価値がある情報のはずだ。だからそこに出しているんだ、そういう論理です。その思想に合わないところの場所には、一切広告は出さない。
(p.26:梅田)日本でも若い世代、いまの高校生や大学生、20代からはウィキペディアのような公共的なものがいずれ出てくる可能性があると思います。インターネット、それからリナックスのような「オープンソース」に若いときに触れた人は、その影響を強く受けます。インターネットの成り立ちにところに、利他性というか、ボランティア精神的なものがかかわっている。インターネットという素晴らしいものが毎日動いている裏には、いろんな人のただ働きがある。無償の奉仕をしている人がいる。
(p.27:茂木)なるほど。オープンソースの経験があって、ウィキペディアが出てきたんですね。たしかに、ウィキペディアの記事の修正をプログラミングのデバッキング(バク修正)だと考えれば、わかりやすいですね。
(p.27:梅田)・・・。ネットビジネスをやっている連中は、インターネットが存在しなかったら、20代でこんなに楽しくて充実したビジネスはできないんだ、と感動している。
(p.33:梅田)最近驚くのはこのスピード感なのです。この加速度が上がっているのが恐ろしいほどで、・・・、たとえば、動画投稿サイトのユーチューブ(YouTube
)が2005年に創業して、サービス開始してから1年でこんなに伝播した。

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