土曜日, 11月 10, 2007

備忘録(2007.11.10)

本日公共図書館で借りた本
1)ピーター・フランクル『ピーター・フランクルの諸国漫遊記』(増進会出版社、1998)
2)ピーター・フランクル『旅ゆけば日本』(世界文化社、1994)


(2007.11.11)追記
★『旅ゆけば日本』(世界文化社、1994)

・本書の内容は、1992年4月~1993年3月まで、NHKの『ミッドナイト・ジャーナル』で放送されたピータによる取材に基づいたものであり、ピータはこの取材により、日本の全ての県でいったことのないところはなくなったよし。ピータの観察眼はするどく、日本の最近のタレントによる表面的な取材などは顔色なし。
(p.8)・・・。ところが向こう(NHKの某ディレクター)の意図は、そんな僕の密かな願望とはだいぶ異なるものだった。ディレクター氏が考えていたのは、僕を日本全国のさまざまな地域に送り込んで、その場所とそこで暮らす人々についてレポートさせる、という内容なのだった。
(p.67)一般に日本人は、一人ひとりはサービス精神が旺盛なのに、企業やお役所など組織の一員になったとたん、まるで正反対にドケチで柔軟性の欠如した人間になったしまうようだ。何をするにも上司の判断を仰ぎ、規則に外れた行いを恐れ、事なかれ主義に徹する人がほとんどだ。
(p.196)故郷ハンガリーで、僕は大学卒業後、25歳のときに兵役についたことがある。普通より短い半年で除隊を許されたものの、そこでの思い出はあまり良いものではない。だから日本の学校や企業で普通にみかけられる、こういった「命令一下で動く人々」に出会うたび、かつての軍隊生活を思い出し、違和感を覚えるのだと思う。
(p.226)ほぼ1年かけて、こうして日本各地を訪ねた結果、僕が足を踏み入れたことのない都道府県はもはやなくなった。もちろん以前にもずいぶんあちこちと回ったけれども、こんなにいろいろな職業の人たちに出会えた旅は初めてだ。そのうえ、彼らの仕事をほんの少しだが自分も体験させてもらえたことは、どんなにお金を払っても手に入らない宝を授かったような気持ちだ。

★『ピーター・フランクルの諸国漫遊記』(増進会出版社、1998)
(p.7)僕が日本で東京以外に住みたい町は二つある。一つは福岡、そしてもう一つは札幌だ。いいまでもなく、冬は福岡、夏は札幌で過ごせたら最高だ。この二つの町は交通の便も良く、訪れてみてとても楽しかったからだ。
(p.36)・・・。番組も最後に毎回、諺をひねって教訓を作っているのだが、この時は「人の振りみてわが振りなおせ」を「蜂の振りみてわが振りなおせ」とした。とかく働きすぎの日本人。蜂を反面教師として、もう少しゆっくりと人生を楽しんでほしい。
(p.60)父は母よりも19歳年上で、長崎を訪れた時も78歳という高齢だったが、その好奇心の旺盛なことは僕にも母にも見劣りがしないものだった。「それは何?」「そこには何と書いてあるの?」と絶えず質問をしていた。父の口癖は、「自分の財産は心と頭だけ」というもので、これは僕の座右の銘にもなっている。医者として働いてきた父は、自分の財産を築こうなどということには無頓着で、家も建てずに、亡くなったのも賃貸住宅だった。
(p.210)この本はZ会で続いている連載の、ほぼ二年分のまとめである。ここ数年、僕は講演会で全国津々浦々回っていて非常に誇りにしていることは、全国47都道府県すべてを4回以上訪れていることである。おそらくこう言える日本人は、そう多くないだろう。
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