月曜日, 1月 13, 2014

「ゲーテの言葉」なのに「ラッセルの言葉」とされているもの

 本日,次の言葉が某ブログで「ラッセルの言葉だとして紹介しているのを見つけました。

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 http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/2f05bd352c449c2b1033ee0d0939872a
 HE CHIEF CAUSE OF FAILURE AND UNHAPPINESS IS TRADING WHAT WE WANT MOST    FOR WHAT WE WANT IN THE MOMENT
  BERTRAND RUSSELL
 失敗や不幸の主たる原因。それは我々が本当にしたい事の代わりに、今したい事を(刹那的に) 選んでしまう事にある。バートランド・ラッセル(編集長訳)
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 しかし,ラッセルの『幸福論』にもこの言葉はないことから,調べてみたら,「ゲーテの言葉」(ドイツ語を英訳したもの)であることがわかりました。

 Google で検索すると Bertrand Russell の言葉として紹介しているものが多数ありますが,違いますので、ご注意ください。

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