火曜日, 12月 19, 2006

ラッセルのホームページの更新n.19

 ラッセルの『教育論』の続きです。
 http://russell.cool.ne.jp/beginner/OE02-110.HTM

 ラッセルは、「理想的な性格を基礎付ける4つの特質」として、活力、勇気、感受性、知性の4つを上げています。自民党のもと幹事長をつとめた山崎拓は、ラッセルを頻繁に引用していますが、特にこの4つの特質が一番多いようです。
 ところで、山崎氏は、第140回衆議院本会議(平成9年1月22日)で、「・・・。イギリスの哲学者バートランド・ラッセルは、近代国家が持つべき必須要素として、第一に活力に富むことを挙げています。」と引用しており、個人の理想的な性格を基礎付ける特質」の'活力'が「国家の理想的な性格を基礎付ける特質」になってしまっています。いいかげん!

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 合わさって人間の理想的な性格の基礎を形作ると思われる4つの特質を取り上げてみよう。即ち、活力(Vitality)、勇気(Courage)、感受性(Sensitiveness)、知性(Intelligence)の4つである(右図参照)。このリストは完全であると私は言うつもりはない。しかし、この4つの特質がそなわれば、我々は良い方向に進むことができると、私は考えている。・・・。
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