養老孟司『死の壁』(新潮新書,2004年4月)
・『バカの壁』はベストセラーになったが、多分こちらはそれほど売れていないだろう。本書は養老氏が口述したものを、新潮社の編集者が筆耕し、1冊の本にまとめたもの。
・「死体」には、一人称の死体、二人称の死体、三人称の死体があり、区別して考える必要があるという指摘は面白い。(この中で、「一人称の死体」は、自分で経験できないので、原理的にありえない。)
★昨日読み終わった本
『チャップリン自伝』(上下2巻)(新潮文庫)
・(故)中野好夫氏の訳ということで、安心して読み通した。下巻のほうは約600ページもあり、読みでがあった。ラッセルとの接点が少しはあるのではないかと思ったが、この自伝を読む限りなさそうである。いずれにせよ、チャップリンの映画を視聴するにあたっては、自伝は非常に役にたつ。
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